オペレーション操作ログ

オペレーション操作ログとは

オペレーション操作ログとは、入退室管理システムの機能の一つで、入退室者の操作ログを残す機能です。「誰が・いつ・どこで」入退室したかを確認できるため、不正な入退室があった際、不審者の特定に役立ちます。

また、従業員の勤務状況を正確に把握する際にも利用できます。急な残業や予定外の休日出勤、早退・遅刻なども把握しやすくなり、手作業に比べ記録漏れも少なくなるでしょう。

管理用ソフトウェアを使用すれば、パソコンのモニター上で履歴の確認・管理や報告書の作成まで行えるため、業務の効率化にもつながります。さらに、クラウド上で操作できるシステムであれば、管理用のサーバーを設置する必要がありません。コストを抑え、短期間で導入できるのもメリットです。

オペレーション操作ログの導入事例

オペレーション操作ログ機能をもつ入退室管理システムは、次のような場所で導入されています。

オフィス

オフィスでは、従業員の勤怠管理に入退室管理システムの記録を利用しています。すでに勤怠管理システムを導入している場合、連携できる入退室管理システムを選べば導入コストを抑えられます。

また、オフィス内に保存されている機密情報・個人情報の持ち出しを防ぐためにも、入退室管理システムが有効です。エントランスなどに認証装置を設置すれば、不審者の侵入を防ぎ、情報漏えいのリスク低減につながります。万が一トラブルが発生した際も、オペレーション操作ログで誰が・いつ入退室したのか確認できるため、該当者の特定に役立ちます。

コワーキングスペース・シェアオフィス

コワーキングスペース・シェアオフィスでは、受付スタッフの人件費削減のため、入退室管理システムやオペレーション操作ログが活用されています。利用者の本人確認・利用履歴の管理など、システムを利用すれば受付業務が効率的に行えます。また、人的エラーを防ぐこともでき、スムーズな運営が可能です。

加えて、入退室管理システムには施設内への不正侵入を抑制する効果も期待できます。利用者以外は入室できないため、盗難などのトラブルを防げるでしょう。

補足

オペレーション操作ログは「いつ・誰が・どこで」入退室したのか記録を残せますが、場合によっては正確な記録が残せない可能性があります。

例えば、入退室管理システムの認証をICカードで行う場合、カードの盗難や貸し借りによって別人が入退室した記録が残るケースがあります。同様に、スマートフォンのアプリを使った認証でも、盗難や貸し借りによる入退室の可能性が考えられるでしょう。

より正確な記録を残す場合、オペレーション操作ログに加えて監視カメラの映像が効果的です。映像記録を残すと、入退室履歴と合わせてより正確な利用者の照合が可能になります。もしくは、よりセキュリティ性の高い認証方法を選ぶ方法もあります。生体認証は個人の身体的特徴で認証を行うため盗難の心配がなく、セキュリティ性が高い方法の一つです。