ワークブースの防音性能は?種類ごとの特徴や製品選びのコツを解説!
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オフィスブース
- 2023.05.16
CONTENTS この記事でわかること
自分だけの作業場として利用できるワークブースは、一人で集中して仕事をしたい場合に便利です。防音性能があるため、多くの人物が集まるオフィス内でも、集中できる場所を作れます。しかし、雑音防止効果や音漏れなどに、不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ワークブースの防音性能について解説し、製品を選ぶ際のポイントをご紹介します。製品ごとに特徴があるため、目的に応じて利用しやすいものを選んでください。また、設置時は消防法に気をつける必要があるため、注意点もチェックしましょう。
「静かに集中したい」を叶えるワークブース
静かな場所で集中できるように作られ、個人の作業場として利用されているのがワークブースです。タイプによっては、完全な個室のように利用できるため、高い雑音防止効果を得られます。そのため、多くの人物が集まり、会話しているオフィス内の雑音を防止し、集中できる空間を確保したい場合に便利な設備です。
また、従業員の数が多く、個人で利用できる場所が少ない場合にも便利です。例えば、部屋数が少ない建物や、常に会議室が混雑し、順番待ちをしているようなオフィスなどへの導入で、簡単に個人用の作業場が確保できる設備となっています。
ワークブースの防音性能は?
ここでは、ワークブースにどの程度の防音効果があるかについて詳しく解説します。利用しやすい製品を選ぶためには、目的に応じた防音性能を備えているものを選びましょう。
また、防音に特化した製品の特徴もチェックしてください。雑音が気になる方や、機密性の高い会話が多い立場の方は、防音効果の高い製品を探しましょう。
遮蔽性が高いブースは防音性能も高い
防音性能が高いのは、壁だけでなく天井や扉がついている製品です。防音性能が高い製品を導入する場合は、壁が多く、個室のようになっているものを選びましょう。情報漏洩が心配な会議や、大切な商談で利用したい場合に便利です。
さらに、壁面が二重構造になっているものや、厚い防音材などが使用されているものであれば、より高い防音性能が期待できます。そのため、高い防音性能を備えた製品を選ぶ場合には、構造や使用されている壁の材質に着目しましょう。ただし、優れた防音性がある製品の導入は、初期コストが高くなりやすい点に注意してください。
利用目的によって必要な防音性能を考えよう
製品を選ぶ際は、利用シーンや目的に合わせて、最適な防音性能を備えたものを探す必要があります。そのため、まずは利用する目的を明確にし、どの程度の防音が必要かチェックしましょう。
例えば、一人で集中して仕事をしたい場合には、簡単な壁で囲まれている製品でも十分です。他人が視界に入らない程度の仕切りがあるだけでも、集中力はアップします。しかし、重要な会議や商談の際に利用する場合には、情報漏洩を避けるために個室に近い形のブースを選びましょう。
【タイプ別】ワークブースの特徴
見た目や構造の違いによって、ブースは3つのタイプに分かれています。必要な防音性能によって最適なタイプが変わるため、それぞれのタイプの特徴をチェックしましょう。
ここでは、タイプ別にそれぞれの特徴を解説します。構造と防音性能の違いや、導入時のポイントに注目しましょう。
クローズ型
一人で利用できる密閉空間のようになっているものを指します。防音性能が高いため、外部の音を気にせずに仕事したい場合に、利用しやすいタイプとなっています。機密情報が含まれた重要な会議などがある場合は、こちらのタイプが便利です。
また、密室のような構造ですが、換気扇設備が付いているため通気性に配慮された設計となっているのが特徴です。長時間集中したい場合でも、快適に利用できる仕様となっています。さらに構造上、大型になりやすいため、設置にはスペースが必要になったり、導入にコストがかかったりする場合があります。
セミクローズ型
個室のような構造で、一部の壁が空いているものを指します。製品によって天井だけがないものや、扉がないものなど、さまざまなデザインがあるのが特徴となっています。密室のような構造ではないため、雑音防止効果はそれほど高くありません。機密性の高い会話などは、聞かれてしまう可能性があります。
しかし、壁が多い構造のため、ある程度集中して仕事をしたい場合に利用しやすいタイプです。また、壁などに吸音や遮音加工がされている製品であれば、雑音防止効果が期待できます。
オープン型
簡単な仕切りがついているものを指します。デスクのまわりをコの字のように壁が囲んでいるタイプで、他人の目線が気にならないような構造です。しかし、天井や扉などがないため防音性能が低いのがデメリットだといえます。
雑音防止効果は低めですが、壁に向かって仕事できるため、少しの間一人で集中したい場合に役立ちます。また、低コストで導入できる点がメリットです。そのため、オフィス内に複数の個人スペースを作りたい場合は、コストをかけずに場所づくりができます。
ワークブースを選ぶ前に!知っておくべき注意点
室内にブースを設置する際は、タイプによって設置に制限がかかる場合がある点に注意しましょう。特に個室のようになっているクローズ型の場合は、消防法の基準を満たしたうえで設置しなければなりません。
設置場所によっては導入できないケースがあるため、製品選びの前に注意点をチェックしましょう。
設置にはある程度のスペースが必要になる
タイプによっては、設置場所に入りきらない場合があるため、製品のサイズに注意しましょう。特にクローズ型は大きめの製品が多く、設置する際はある程度のスペースを必要とします。
また、個室のような箱型のワークブースは存在感があるため、圧迫感を感じたり、室内の景観を崩してしまったりするケースがある点にも注意しましょう。製品によっては、室内のデザインに合わせてカラータイプを選べるものや、コンパクト設計のものがあります。
消防法を守らなければならない
火事を起こさないようにしつつ、火事が発生した際も被害を抑えられるようにと考えられたのが消防法です。消防法では、火事を感知・周知するための設備の設置が定められています。
ワークブースも消防法の対象になるケースがあります。そのため、製品を選ぶ際には、法律の基準を満たしているものかどうかチェックしてから選びましょう。違反すると、罰則を受けるなどトラブルに見舞われるケースがあります。
しかし、特例があり、要件を満たせば火事に関する設備の設置が免除される場合があります。ブース設置の際は、法律を遵守するために内容を詳しく確認しましょう。
ワークブースはどう選ぶ?防音性能以外の注目ポイント
個人スペースでは、防音性能が高い方が集中できたり、情報漏洩を防いだりできるため、利便性が高いと感じる方が多いのではないでしょうか。しかし、製品を選ぶ際は、防音性能だけでなく、快適に利用できる設備かチェックするのがおすすめです。
例えば、オプションとして扉に錠前を設置したり、電源設備が整っていたりと、製品によってさまざまな設備があります。利用しやすい製品を選ぶ場合には、機能的で使いやすい設備があるかについてもチェックしましょう。
ZENESQUEのワークブース
アートが手がけるZENESQUE(ゼネスク)では、フルクローズ型の「ゼネブース」と「ゼネブースネオ」を提供しています。どちらも消防法に対応した設計のため、安心して設置できるのが特徴です。
また、ZENESQUEのワークブースは十分な防音性能を備えているため、一人で集中して仕事をしたい場合、重要な会議を行う場合など、幅広いシーンで利用しやすい製品となっています。ここでは、「ゼネブース」と「ゼネブースネオ」のポイントをみていきましょう。
コンパクトで利用しやすい「ゼネブース」
「ゼネブース」は、コンパクトな設計のため、オフィスなどでスペースに余裕がない場合も導入しやすい製品です。ブース内の設備には専用デスクやコンセント、換気扇などがあり、快適に利用できる環境が整っています。利便性が高く、設置も簡単なため幅広いニーズに応えられる製品です。
また、多彩なオプションから設置目的に合ったものを選択し、カスタマイズして使用できます。銀イオン抗菌コーティング施工や、カードキーなどを使った入退室運用管理などが可能で、目的に応じてさまざまな利用シーンに対応できるのが魅力です。
さらに、室内のデザインに合わせてホワイト・オーク・チェリーの3色からカラーを選択できます。デザイン性に富んでいるため、室内の景観を崩さずにコーディネートが可能です。
軽くて運びやすい「ゼネブースネオ」
「ゼネブースネオ」は壁面が二重構造となっており、高い防音性能が魅力の製品です。Web会議や商談のように、情報漏洩が気になるシーンでも安心して利用できる製品となっています。本体がアルミニウム製のため軽量で、一人で移動させる場合でも簡単に運べるのが特徴です。利用状況に合わせてレイアウトを変更したい場合も、スムーズに移動できます。
また、ブース内にはパソコンなどの利用に便利な照明、電源などの設備が充実しているのがポイントです。整った環境で集中して仕事ができ、長時間の利用でも快適に利用できます。
さらに、内外装に不燃材を使用しており、火災報知器や認定消火装置も設置してあるため、消防法を遵守した安全な空間づくりが可能です。
ワークブースは必要な防音性能を見極めて選ぼう!
ワークブースは、種類によってデザインや防音性能に違いがあります。そのため、製品選びの前に、設置目的を明確にしましょう。設置する際には、どの程度の防音性能が必要か、設置場所のスペースは十分かを確認してから、最適な製品を選んでください。
また、消防法の基準を遵守しなければならない点に注意しましょう。今回ご紹介した「ゼネブース」や「ゼネブースネオ」は十分な防音性能を備えつつ、消防法に対応した利用しやすい製品となっています。
Q&A
Q:防音性能が高いワークブースはどのタイプですか?
A:壁や天井があるクローズ型は防音性能が高く、完全個室のような環境となるため集中したい場合に便利です。さらに、壁面が二重構造となっており、防音性能を意識した製品であれば、より高い防音性能を発揮します。
Q:ワークブースを設置する際の注意点はありますか?
A:ワークブースは防音性能が高いものほど大型になりやすく、設置したい場所で利用できなかったり、圧迫感を感じたりする場合があります。また、消防法による設置制限を受ける場合もあるため、設置前に確認しましょう。