SECURITY MEDIA
SECURITY MEDIA

セキュリティメディア

安心・安全な社会に向けてセキュリティに関する情報を発信

入出庫をナンバープレート認証で管理するメリットは?利用例もご紹介!

  • 入出庫をナンバープレート認証で管理するメリットは?利用例もご紹介!

    監視カメラ

  • 2023.06.16

ナンバープレート認証とは、カメラで読み取ったナンバープレートの文字や数字を、AI技術によってデータ化するシステムです。システムによるゲートの自動開閉により車のスムーズな入出庫が可能となっています。また、システム上で車両ナンバーを記録し保存できるため、セキュリティ対策や入出庫管理の効率化にも利用できます。そのため、ナンバープレート認証は、駐車場の管理やセキュリティ対策に不安を感じる場合に特におすすめです。

本記事では、入出庫管理にナンバープレート認証を利用するメリットをご紹介します。ナンバープレート認証の利用例や、導入する際の注意点などもぜひチェックしてください。

ナンバープレート認証の仕組み

ナンバープレート認証は、カメラで取り込んだナンバープレートの文字を認識し、データ化するAI技術を利用したシステムです。車両ナンバー認証システムや車番認識システムとも呼ばれており、1〜4桁の車両ナンバーだけでなく、地域名や3桁の分類文字、判別文字などの読み込みも可能です。

システムがカメラで取り込んだ車両ナンバーを自動的に検出し、記録して保存できる仕組みとなっており、さまざまな場所で入出庫管理に利用されています。入出庫の記録を確認したり、入出庫できる車に制限をかけたりできるため、駐車場の管理に役立つといえるでしょう。

入出庫時にナンバープレート認証を利用するメリット

ナンバープレート認証を利用すると、システムによる入出庫管理のサポートが期待できるため、業務効率化セキュリティ向上などのさまざまなメリットがあります。

ここでは、そんなナンバープレート認証のメリットについて詳しくみていきましょう。

管理業務を効率化できる

ナンバープレート認証を利用すると、車両ナンバーの記録や保存が簡単にできるため、管理業務の効率化につながります。また、車両ナンバーだけでなく入出庫した日付や時間帯も保存可能です。そのため、入出庫の管理業務がシステム化され、業務担当者の負担を軽減できます。

システムが入出庫を管理するため、入出庫できる車を制限している駐車場では管理人の配置も不要です。そのため、業務負担の軽減だけでなく人件費の削減にもつなげられるでしょう。

スムーズな入出庫ができる

ナンバープレート認証の導入によってスムーズな入出庫が可能です。ナンバープレート認証のシステムが車両ナンバーの認識にかかる時間は製品によって異なります。しかし、多くの製品は、ナンバープレートの認識が1秒以下で完了し、車がカメラに近づくだけで素早く認証が完了するため、ゲート開閉までの時間を短縮できるのです。

また、事前に車両ナンバーを登録しておくと、ナンバープレートを認証するだけで入出庫が可能です。そのため、利用者側も管理者側も入出庫時に手間がかからず、簡単に利用できる点がメリットだといえるでしょう。

セキュリティを強化できる

ナンバープレート認証は、登録した車両のみ入出庫可能な状態に設定できるため、セキュリティを強化できるというメリットもあります。必要に応じてカメラとシステムによる24時間体制の監視も可能なため、部外者の侵入や無断駐車といったトラブルを防げるでしょう。

ゲートがない月極駐車場など、トラブルが置きやすい環境でも改善できる可能性があるといえます。

ナンバープレート認証の利用例

ナンバープレート認証は、一般的なマンションの駐車場や工場や店舗などの幅広いシーンで利用されています。利用シーンによって用途はさまざまで、セキュリティ対策やマーケティング戦略に使用されているのが特徴です。

ここでは、ナンバープレート認証の利用例を紹介し、それぞれの導入効果について解説します。

駐車場

マンションやオフィスのように利用者が限定されている駐車場では、ナンバープレート認証がスムーズな入出庫に利用されています。車両ナンバーを登録しておくと、毎日の利用でもストレスなくスムーズに入出庫できるのが特徴です。特定の車両のみが利用する駐車場では、セキュリティ対策として有効です。

また、近年では駐車券や開閉ゲートがない有料駐車場が増えており、ナンバープレート認証が利用されています。

工場

危険物などを扱う工場では厳重なセキュリティ対策が必要なため、車両の出入りを管理する必要があるといえます。そのため、搬入車両が多い工場では、車両の受付や確認に時間がかかり渋滞を起こすケースがあり、ナンバープレート認証はそのような場面で活用されているのです。

システムに登録された車両であれば認証のみで出入りできるため、車両の受付がスムーズに完了します。車両の確認作業や受付の待ち時間を短縮し、ドライバーがストレスなく利用できるよう工夫されているといえるでしょう。

店舗

店舗では、ナンバープレート認証が顧客へのサービス提供時に利用されており、顧客満足度の向上に役立っています。

登録車が駐車場に入場した際にシステムが検知し、担当者に通知される仕組みとなっているため、担当者は入店前に顧客の来店を把握し、迅速にサービスを提供できるのです。顧客側は、来店からサービス提供までの待ち時間が短いため、スピーディーな対応により満足感を得られるでしょう。

商業施設

商業施設では、ナンバープレート認証で収集したデータがマーケティングに利用されています。ナンバープレート認証は、車両ナンバーだけでなく地域名や車両の分類番号なども識別できます。そのため、来客がどこから来たか、どのくらい滞在したか、何度目の来場かなどのデータ収集も容易です。

例えば、来客の来店頻度などをマーケティングに生かせば、顧客満足度や利益の向上を目指すための戦略を立てられるでしょう。このように、ナンバープレート認証は、セキュリティ対策としてだけでなく、施設の経営戦略に活かせる点も特徴だといえます。

ナンバープレート認証を導入する際の注意点

ここでは、ナンバープレート認証を導入する前に、チェックしておくべき注意点をご紹介します。使用環境に適さない製品を導入すると、ナンバープレートがうまく認証されず、スムーズにシステムを利用できない可能性があります。

注意点をチェックし、設置場所に最適な製品を選ぶようにしましょう。

環境の変化に対応できる製品を選ぶ

設置したカメラがどのような環境の変化を受けるかを把握し、環境に対応できる製品を選ぶようにしましょう。

認証カメラの設置場所によっては、日光による逆光の影響を受けたり、夜間に鮮明な映像を撮影できなかったりするケースがあります。カメラは環境の影響を受ける可能性があるため、ナンバープレートの文字を正しく認証できない場合もあるかもしれません。

特に夜間は、暗さによってナンバープレートの認証がうまくできないケースがあるため、赤外線投光器を設置するなどの対策が必要です。

認識率が高い製品を選ぶ

スムーズにシステムを利用するためには、より認識率が高い製品を選ぶようにしましょう。システムがナンバープレートの文字を正しく認識できるかを示す「認証率」は製品ごとに異なります。認識率が低い製品はナンバープレートの文字を誤認しやすくなるため、駐車場のゲートが開閉されなかったり正しい記録を保存できなかったりするケースが増えかねません。

車両ナンバーの認識技術は高く、認識率90%を超える製品は多いですが、導入前には製品の認識率をしっかりとチェックしてから選びましょう。

アートの車両ナンバー認証装置「ゼネスキャン ナンバー」

アートが手掛けるセキュリティブランド「ZENESQUE(ゼネスク)」の車両ナンバー認証装置「ゼネスキャン ナンバー」をご紹介します。ゼネスキャン ナンバーは、高い認識率と認識スピードによりスムーズな入出庫を実現できる製品です。

また、入出庫管理のほかにセキュリティ対策としても有用性が高く、管理者の業務負担を軽減できる製品となっています。機能的なゼネスキャン ナンバーについて詳しくみていきましょう。

「ゼネスキャン ナンバー」のポイント

ゼネスキャン ナンバーは、車両認識率が99%認証スピードが画像1枚当たり0.6秒となっており、業界トップクラスの性能を誇ります。正確かつ高速な認証ができるため、認証時の待ち時間がほとんどなく、利用者がストレスなく利用できるのが特徴です。

また、タイムスケジュール設定を利用して、駐車場に入場可能な時間帯をコントロールできます。必要に応じて細かな設定が可能なため、セキュリティ強化が必要な時間帯の対策としても有効です。

また、汎用カメラに対応しており、カメラの選択肢が多い点も魅力です。さらに、夜間の暗がりで利用する場合は、赤外線投光器との併用で問題なく認証できます。日中から夜間まで、スムーズなナンバープレート認証を可能にする製品だといえるでしょう。

入出庫時にナンバープレート認証を利用して管理を効率化しよう!

ナンバープレート認証を導入すると、入出庫管理業務の効率化セキュリティ向上が期待できます。ただし、製品によってナンバープレートの認識率が異なるため、環境に合わせた製品選びが大切です。

また、ストレスなくスムーズにナンバープレート認証を利用するためには、認識率や認識スピードが高い製品を選ぶと安心です。導入したい環境に合わせて製品を選び、さらなる管理効率化やセキュリティ強化を目指しましょう。

Q&A

Q:ナンバープレート認証のメリットは何ですか?

A:ナンバープレート認証の導入は、入出庫管理業務の効率化やセキュリティ強化につながります。また、システムによるゲートの自動開閉で、利用者がスムーズに入出庫でき、ストレスなく利用できる点もメリットです。

Q:ナンバープレート認証を導入する際の注意点はありますか?

A:製品によってナンバープレートの認識率が異なる点に注意しましょう。また、カメラで撮影される映像は環境の影響を受けるため、夜間の暗がりや逆光の影響で認識率が下がる場合がある点にも注意が必要です。カメラの設置場所に適応した性能を持つ製品を選びましょう。

車両ナンバー認証装置「ゼネスキャン ナンバー」

  • ポイント1

    車両認証率99%

    ポイント2

    画像1枚あたり0.6秒の認証スピード

    ポイント3

    赤外線投光器との併用で夜間でも認証可能

製品の詳細はこちら 

SHARE

関連する記事⼀覧