顔認証による入退室管理システムとは?メリット・デメリットを解説!
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入退室管理システム
- 2022.11.8
CONTENTS この記事でわかること
入退室管理システムは、カードタイプや生体認証で照合するタイプなどさまざまな種類があります。その中でも「顔認証」は感染症対策にもつながるため、多くの企業でその重要性が認知され、導入が進んでいます。
そこでこの記事では、顔認証による入退室管理システムの特徴、メリット・デメリットを解説します。貴社の入退室管理システム選びをスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
顔認証による入退室管理システムとは
顔認証による入退室管理システムとは、輪郭や目、鼻などの「顔の情報」を用いて入退室を管理するシステムを指します。顔認証はカメラで撮影した映像から顔を検出して、データベースに登録してある顔のデータと照合を行う仕組みです。
顔による認証のためセキュリティレベルが非常に高く、事前に顔の登録をおこなった本人でしか入退室できません。
顔認証での入退室管理システムの特徴
顔認証での入退室管理システムは、非接触の状態で認証を行える点が大きな特徴です。年々顔の輪郭などの細かいポイントを認識する精度も向上しています。
またカメラを利用するため、専用のデバイス等を準備する必要がない点も特徴だといえます。そのため、ほかの生体認証技術と比べて、手軽に導入しやすく利便性が高いシステムです。
顔認証による入退室管理システムは、店舗やオフィスの入口など人の出入りが多い場所に最適です。人の出入りが多く、かつ安全の確保が必要な場所で利用すれば、スピーディーな入退室を実現できるでしょう。
顔認証での入退室管理システムのメリット
顔認証による入退室管理システムを導入することで、企業はさまざまなメリットを得られます。
ここでは、顔認証による入退室管理システムのメリットについて詳しく解説します。
セキュリティを強化できる
1つ目のメリットは、オフィスのセキュリティを強化できる点です。
顔認証による入退室管理システムでは、なりすましによる不正な入室を防げるようになります。さらにICカードでの入退室管理の際に起こりがちな「共連れ」も未然に防げます。
また顔認証による入退室管理システムの場合、顔の情報がログとして残る仕組みになっているため、不正入室を抑止が可能です。
さらに入室資格の有無などの判断ができるようになる点もメリットです。従来は警備員が入室資格の有無を確認する必要がありましたが、顔認証の導入で警備員の確認の手間がなくなります。そのため入退室の警備員の負荷軽減にもつながるでしょう。
入退室の利便性を向上できる
入退室の利便性を向上できる点も、顔認証の大きなメリットです。
顔認証による入退室管理システムは、カメラの方向へ自身の顔を向けるだけで認証できる仕組みです。そのためカードでのタッチや指紋認証・静脈認証などと比べて、スムーズに入退室ができます。
特に店舗入口やオフィスのエントランスなど、人の出入りが多い場所では、手に荷物を持っていたとしても、ストレスなく解錠できるようになります。混雑しやすい場所や高いセキュリティで入退室を管理したい場所などに、顔認証は非常に適しているといえるでしょう。
鍵やICカードの紛失・盗難のリスクを減らせる
3つ目のメリットは鍵やICカードの紛失・盗難のリスクを減らせる点です。
物理的なカードを使わずに済むため、カードの準備や管理など手間がかかる業務をなくせます。さらに従業員同士の不正な貸し借りなど、リスク回避にもつながります。
さらに紛失・盗難時の対応が不要になるため、ほかのICカードでの認証システムなどよりも運用コストを抑えられるのがメリットです。
感染症のリスク軽減につながる
4つ目のメリットは感染症のリスク軽減につながる点です。
例えば指紋認証や静脈認証などは、デバイスにタッチして認証する必要がありますが、顔認証は非接触でおこなえます。機器への接触が不要になるため、感染症のリスク軽減も可能です。
さらに感染症対策として定期的に消毒作業を行う必要もなくなるため、消毒作業を行っている従業員の負荷軽減にも期待できます。
近年、マスクをつけた状態でも認証可能なシステムや、体温を同時に測定する機能を付加したシステムなど、さまざまなタイプの製品が開発されています。
顔認証による入退室管理システムのデメリット
顔認証での入退室管理システムはさまざまなメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。
入退室管理システムの主なデメリットは下記の2点です。
環境によって認証精度が下がる可能性がある
1つ目のデメリットは、環境によって認証精度が下がる可能性がある点です。
顔認証は暗い場所や明るい場所や逆光など、利用する場所の環境によって認識精度が落ちる可能性があります。また、髪型やメガネ、マスクなど外見の変化によって認証できないケースも考えられます。
認証精度は経年変化に未対応のものなど製品によってバラつきがあるため、導入前に念入りに確認しておかなければなりません。事前に確認すれば、顔を認証できないといったアクシデントを防げるでしょう。
また、日照条件や逆光などで顔認証システムの利用に合わない場所も存在します。そのため、顔認証システムは、利用する環境・場所を考慮したうえで選択しなければなりません。
データの取り扱いやプライバシーに配慮する必要がある
2つ目のデメリットは、データの取り扱いやプライバシーに配慮する必要がある点です。
人の顔は「個人情報」と定義されています。顔認証システムを利用する際には従業員一人ひとりの顔をデータとして登録する必要があるため、保管の際のデータの取り扱いやプライバシーにも十分に配慮したうえで運用しなければなりません。
またトラブルを防ぐためにも、顔認証システムを運用する前に社内規定も詳細に決める必要があります。
例えば、以下のような項目に注意して、ルール化しておきます。
- 顔は個人情報に値するため利用目的と利用範囲を明確にする
- 社内での保管方法(どのようなセキュアな方法で厳重に管理するか)
顔認証による入退室管理システムの比較ポイント
入退室管理システムの機能をスムーズに利用するためには、どの製品を選ぶかが非常に重要です。
ここでは、製品を選ぶ際に比較するべきポイントについて解説していきます。
利用したい場所に適しているか
顔認証の入退室管理システムは、ウォークスルー型や設置型などさまざまなタイプがあるのが特徴です。例えば大人数が出入りする場所の場合、スピーディーに入退室を進められるウォークスルー型が適しています。
このように、用途や自社で利用したい場所などに応じて利用するべきタイプが変わるため、利用したい場所に適しているのかの確認は非常に重要なポイントだといえるでしょう。
また顔認証の場合、明るさなどの外的要因によって認証精度が変動する可能性もあります。そのため利用したい場所の環境面も事前に確認しておかなければなりません。
認証精度の高さ
顔認証のスピードや精度の高さも比較ポイントの一つです。認証精度が高くなければ即座に顔を認証できず、出入口の混雑などにつながる恐れがあります。
具体的には、マスクを付けている状態でも正確に認識できるのか、眼鏡や髪型などの影響の大きさはあるのかなどの事前の確認です。これらの認証精度は製品によって異なるため、製品ごとに比較しなければなりません。
製品を導入する前にあらかじめ確認しておけば、顔をスムーズに認証できないといった事象を防げます。認証精度の高さも製品を選ぶうえでは非常に重要なポイントの1つです。
アートの入退室管理システム「X-LINE」
アートの入退室管理システム「X-LINE」は、顔認証リーダーとしての機能だけではなく、監視カメラでの顔認証や車両ナンバー認証など、豊富な認証リーダーをご用意しています。
ほかにもタイムスケジュール設定やアクセスレベル設定など、高いセキュリティレベルの機能も設定可能です。
ラインナップが豊富でカスタマイズしやすいため、自社に適したセキュリティ体制を構築できるでしょう。
「X-LINE」のポイント
ゼネスキャンパーソン
建物のエントランス、扉の入口などに設置された監視カメラを利用した顔認証が可能です。
マスク・メガネ着用でも認証でき、監視カメラとしても運用できます。
豊富な生体認証機能
「X-LINE」は、指紋認証や指静脈認証、⼿のひら静脈認証、⼿の甲静脈認証など、豊富な生体認証リーダーをご用意しています。
多彩な生体認証リーダーを組み合わせたうえで、高いセキュリティレベルの入退室管理システムを構築できます。
マルチ認証
生体認証のみではなく、ICカード・テンキーなどの異なる認証方式の組み合わせが可能です。
「X-LINE」では社内の環境に合わせた認証方式を自由に選べます。
照明・空調連動
照明・空調の電源と連動できる機能です。
退室時の消し忘れを防止して、省エネにつなげられます。
顔認証による入退室管理システムの特徴を踏まえて導入しよう!
今回解説した顔認証による入退室管理システムの特徴やメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット
- セキュリティを強化できる
- 入退室の利便性を向上できる
- 鍵やICカードの紛失・盗難のリスクを減らせる
- 感染症のリスク軽減につながる
デメリット
- 環境によって認証精度が下がる可能性がある
- データの取り扱いやプライバシーに配慮する必要がある
顔認証での入退室管理システムのメリット・デメリットを把握したうえで、自社に適した製品を選定していきましょう。
「X-LINE」なら監視カメラでの顔認証や車両ナンバー認証など、豊富な認証リーダーをご用意しています。柔軟にカスタマイズできるため、自社に適したセキュリティシステムを構築しましょう。
Q&A
Q:顔認証での入退室管理システムの主なメリット・デメリットは何でしょうか?
A:顔認証での入退室管理システムの主なメリットは、セキュリティの強化や入退室の利便性の向上、感染症のリスク軽減などです。また鍵やICカードの紛失・盗難のリスクも減らせるでしょう。
デメリットは、環境によって認証精度が下がる可能性がある点です。またデータの取り扱いや、プライバシーに配慮したうえで運用する必要があります。
Q:顔認証による入退室管理システムを選ぶ際に、比較するべきポイントは何でしょうか?
A:顔認証は、場所や環境などの要因で認証精度が下がるケースがあります。そのため利用したい場所に適しているか、認証精度の高さなどを比較すれば自社に適した製品を選べるようになるでしょう。
アートの入退室管理システム「X-LINE」
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ポイント1
監視カメラで顔認証ができる
ポイント2
顔認証リーダーには、発熱者抑止・マスク検知機能をプラス!
ポイント3
顔認証以外にも、指紋・指静脈・手の甲静脈・手のひら静脈で認証できる