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戸建て住宅を守るためのセキュリティ対策7選!侵入された場合の対処法も紹介

  • 戸建て住宅を守るためのセキュリティ対策7選!侵入された場合の対処法も紹介

    ホームセキュリティ

  • 2023.12.8

一般住宅への侵入被害は毎年1万件以上発生しており、最も侵入されやすいのが戸建て住宅です。セキュリティ対策が不十分で簡単に侵入できる住宅は、空き巣に狙われやすいため注意してください。侵入されやすい戸建て住宅の特徴をチェックし、必要なセキュリティ対策を取り入れましょう。

本記事では、戸建て住宅に効果的な7つのセキュリティ対策を紹介します。また、万が一侵入された場合の対処法もぜひ参考にしてください。

戸建て住宅にセキュリティ対策が必要な理由

戸建て住宅が空き巣に狙われやすい理由は、玄関扉のほかに勝手口や複数の窓があり、侵入できる場所が多いためです。また、周囲から死角になりやすく、侵入しやすい住宅もあります。そのため、戸建て住宅にはセキュリティ対策が必要です。

一方で、マンションの場合は、オートロックや防犯カメラなどが設置されているため、空き巣が侵入しにくい傾向があります。戸建て住宅はマンションと比較すると、セキュリティ対策をしている住宅が少ないため、侵入者に狙われやすい点に注意しましょう。

侵入されやすい戸建て住宅の特徴

警察庁のデータでは、住宅への侵入に5分以上かかった場合、約7割の侵入者が侵入を諦めるとされています。侵入されやすいのは、短時間で簡単に侵入できる住宅です。

ここでは、侵入されやすい戸建て住宅の特徴を2つ紹介します。死角が多い住宅セキュリティ対策が不十分な住宅は注意が必要です。侵入されやすい戸建て住宅の特徴をチェックし、自宅のセキュリティ対策の参考にしてください。

1.死角が多く侵入しやすい

高い木や塀などで、周囲から死角になりやすい戸建て住宅は、侵入者に狙われやすいため注意しましょう。住宅周辺を囲む塀は侵入者への対策にもなりますが、侵入者が住宅の敷地内に侵入した状態では、周囲からの目隠しにもなってしまいます。

また、死角が多く周囲の目線を気にせずに済む住宅では、侵入者は死角に守られた状態のため、焦らずに作業ができます。そのため、短時間でピッキングを成功させたり窓を割ったりでき、簡単に住宅へ侵入できてしまうのです。

2.セキュリティ対策がされていない

セキュリティ対策がされていない住宅は、簡単に侵入されやすいため注意が必要です。例えば、防犯カメラが設置されていなかったり、住宅の敷地外から無施錠の窓が見えていたりすると、空き巣に侵入しやすい住宅だと思われ、狙われる可能性が高くなります

侵入者は侵入できそうな住宅を物色し、隙を見て侵入します。物色中に、セキュリティ対策がされていない住宅だと判明すると、侵入者の標的になるため注意しましょう。

戸建て住宅へのよくある侵入手口

戸建て住宅への侵入手口で多いのが、無施錠の扉や窓からの侵入です。鍵のかけ忘れが原因で空き巣被害にあうケースが多いため、しっかりと扉や窓を施錠するよう心がけるだけでもセキュリティ対策になります。ゴミ出しなどのちょっとした用事を済ませる際も、しっかりと扉や窓を施錠しましょう。

また、扉をこじ開けたり窓ガラスを割ったりして侵入するケースも多いため、玄関扉や窓へのセキュリティ対策は必要不可欠です。自宅に合ったセキュリティ対策を取り入れ、簡単に侵入されない住宅を目指しましょう。

戸建て住宅への侵入を防ぐ7つのセキュリティ対策

戸建て住宅に効果的なセキュリティ対策を7つ紹介します。複数の対策を組み合わせるとセキュリティ効果が高まるため、取り入れやすい対策から実践しましょう。

対策1.塀や柵を設置する

塀や柵が設置されている住宅は、侵入者が敷地内に侵入するまでに時間がかかります。そのため、住宅を囲むように塀や柵を設置すると、効果的にセキュリティ対策が可能です。

また、塀を乗り越える動作は目立つため、侵入者が侵入を諦める可能性が高くなります。さらに、塀や柵だけでなく、鍵付きの門扉を設置するとより侵入を防ぎやすくなるでしょう。

対策2.防犯砂利を敷く

防犯砂利は、踏むと音がなる特殊な砂利です。軽く踏んだつもりでも大きな音が鳴るため、音で侵入者の存在に気付いたり、侵入者の行動を制限し侵入を諦めさせたりする効果があります。

防犯砂利は、窓などの侵入されやすい場所だけでなく、隣の住宅と隣接する通路に敷くと効果的です。隣の住人が音に気付き、警察に通報してくれる場合もあります。

対策3.ディンプルキーや補助錠を利用する

ディンプルキーは特殊なくぼみがある鍵で、従来の鍵よりも複雑な構造のため、ピッキングによる被害を防ぎやすいのが特徴です。従来の鍵をディンプルキーに交換するだけで、玄関扉などの防犯性が高くなります。

また、補助錠は扉や窓に後付けできる鍵です。扉や窓に2つ目の鍵を設置すると、侵入に時間がかかり侵入者が諦める可能性が高くなるため、セキュリティ強化につながります。

対策4.窓に防犯フィルムや面格子を設置する

空き巣は窓ガラスを割って侵入するケースが多いため、窓ガラスへのセキュリティ対策が効果的です。窓ガラスに防犯フィルムを窓に貼ると、ガラスが破られても飛び散らず、侵入を防ぎやすくなります。

また、面格子(めんこうし)は、窓の外側に設置する金属製の格子です。面格子は簡単には外れないため、物理的なセキュリティ対策として効果的です。

対策5.セキュリティシステムを導入する

セキュリティシステムを導入すると、警備のプロによる24時間365日体制のサポートを受けられます。セキュリティシステムには、侵入者を感知すると警察に通報するシステムや、警備員がかけつけるサービスなどがあります。

また、自宅に侵入された場合の対処に不安を感じる場合も、セキュリティ会社のサポートがあると安心です。自宅に合うセキュリティシステムを選びましょう。

対策6.防犯カメラやセンサーライトを設置する

防犯カメラは、不審者の姿や行動を記録できるだけでなく、犯罪の抑止にもつながります。防犯カメラに監視されている状態で、侵入するための作業をするのは難しいでしょう。

また、人物の動きを感知して光るセンサーライトは、ホームセンターなどで簡単に購入できるため、取り入れやすいセキュリティ対策です。センサーライトがあると、侵入者を見つけやすくなったり、侵入を諦めさせたりする効果があります。

対策7.留守を悟られないようにする

留守中は侵入者に狙われやすいため、旅行や出張などで長期間自宅を留守にする場合は、セキュリティ対策が必要です。空き巣などに長期不在を悟られてしまうと、セキュリティ対策をしていても侵入される可能性が高いため、長期不在を悟らせないよう対策をしましょう。

例えば、ポストに郵便物が溜まった状態では留守を疑われるため、新聞の配達などを一時的に止めておくと安心です。また、夜間に照明がついていない場合も留守だとわかるため、照明のタイマー設定などで、夜間に電気がつく設定にしましょう。

戸建て住宅に侵入された場合の対処法

セキュリティ対策をしていても、住宅への侵入を完全に防げるわけではありません。ここでは、戸建て住宅に侵入されてしまった場合の対処法を紹介します。

万が一被害にあった場合は、安全を確保したうえで、できるだけ損害を抑えられるよう早急に対処しましょう。

1.警察に通報する

誰かが住宅に侵入した痕跡がある場合は、すぐに警察に通報してください。自宅の中を確認したい場合でも、安全のために警察官の到着を待ちましょう。侵入者がまだ自宅の中に潜んでいる可能性があり、鉢合わせすると危険です。

自宅の被害状況を確認する際は、到着した警察官と一緒に行うと安心です。警察官が到着し、安全が確認できるまでは、自宅に入らず外で待ちましょう。

また、警察官による現場検証が行われるため、警察官の到着前に自宅の中の物を動かしたり、触ったりしないよう注意しましょう。

2.被害状況を確認する

空き巣被害にあった場合は、詳しい被害状況を確認し、盗まれたものや壊されたものをしっかりと把握しましょう。盗まれた資産や壊された住宅の修理費などは、後から補償されるケースがあります。

また、警察に盗難の被害届を出すのを忘れないようにしましょう。警察に被害届を提出し受理されると捜査が開始され、犯人が捕まるケースがあります。被害状況を正確に申告するためにも、被害状況の確認は大切です。

3.保険会社やクレジットカード会社などに連絡する

保険に加入している場合は保険会社に連絡し、保険が適用されるか確認しましょう。火災保険に加入している場合は、侵入者に壊された窓や扉などの修理費が補償される可能性があります。

また、クレジットカードや通帳が盗まれた場合は、クレジットカード会社や銀行に連絡し、カードや通帳の利用停止手続きをしましょう。連絡が遅れると、クレジットカードが不正利用される可能性が高くなるため、早急な対処が必要です。

4.確定申告の準備をする

住宅への侵入で被害が出た場合は、確定申告をすると「雑損控除」と呼ばれる所得控除を受けられる可能性があります。雑損控除は、災害や盗難などで損害を受けた場合に、一定金額の所得控除を受けられる制度です。

空き巣被害の場合は、侵入時に壊された住宅の修理費用などが対象になります。所得控除の条件や確定申告の方法を確認し、申請期限内に申告できるよう準備をしましょう。また、確定申告では修理費の領収書が必要になるため、捨てずにしっかりと保管しましょう。

戸建て住宅は狙われやすい!セキュリティ対策をして家を守ろう

セキュリティ対策が不十分な戸建て住宅は、侵入者に狙われやすく、簡単に侵入される可能性が高いため対策が必要です。本記事で紹介した7つのセキュリティ対策を参考に、侵入経路になりそうな扉や窓の対策をしましょう。複数のセキュリティ対策を組み合わせると効果的です。

また、空き巣被害にあった場合は、すぐに警察に通報し、安全を確保してから被害状況の確認をしてください。必要に応じて保険会社や銀行などに連絡し、損害を最小限に抑えられるよう対処しましょう。

なお、アートでは、多彩なセキュリティ機能と高い連動性を備えた施設向け入退室管理システム「X-LINE」をはじめ、さまざまなセキュリティソリューションをご用意しております。

Q&A

Q:侵入されやすい住宅の特徴はなんですか?

A:侵入されやすいのは、簡単に侵入できる住宅です。侵入者は、住宅への侵入に5分以上時間がかかると諦める傾向にあります。また、周囲から死角になっており侵入しやすい住宅や、セキュリティ対策がされていないとわかる住宅は狙われやすいため注意しましょう。

Q:住宅に侵入された場合の対処法はありますか?

A:住宅に侵入された痕跡があった場合は警察に連絡し、被害状況を確認して被害届を提出しましょう。次に、保険会社に連絡して保険適用になるか確認します。また、クレジットカードや通帳が盗まれた場合は、カード会社や銀行にも連絡が必要です。さらに、確定申告で雑損控除を受けられる可能性があるため、修理費用の領収書などは取っておきましょう。

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