オフィスビルや公共施設、工場、病院などへのセキュリティゲートの設置が当たり前となりつつある現代。

さらに、新型コロナウイルスの影響によりニューノーマル時代となった今、非接触の観点から「顔認証」による入退室管理が多く採用されています。

そんなセキュリティゲートですが、従来のICカードやテンキータイプだけでなく完全非接触タイプの認証方法が一般的なものとなりつつあり、そのなかでも最も注目を集めているのが「顔認証」を利用した入退室管理システムです。

本記事では顔認証を利用した入退室管理システムとはどういったものなのか、導入するメリット、顔認証が求められる理由などについて順を追って解説いたします。

顔認証を利用した入退室管理システムとは？

顔認証を用いた認証方式は身近な所というと、スマートフォンのロック解除やフィットネスジムの入退館などにも使用されています。

スマートフォンなどの通信機器でも、顔認証が鍵として利用されるのが一般的になってきています。

従来のICカードなどを用いた入退室管理システムは、認証部分にカードなどをかざし、照合した後に解錠されます。一方、顔認証を利用した入退室管理システムは、カードの代わりとして自分の顔をかざし解錠するシステムです。

生体認証を用いた入退室管理システムは主にオフィスなどで増加傾向にあり、そのなかでも顔認証の仕組みは誤認性が低く、使い勝手が良い認証システムとされています。

入退室管理システムに顔認証を導入するメリットは？

入退室の管理に顔認証を導入するメリットは多くあります。

最近の社会情勢から、新型コロナウイルスなどの感染リスクを低減するためにも効果が発揮されますが、ここでは代表的な3つのメリットをご紹介します。

ICカードなどよりセキュリティレベルが高い

顔認証では「顔」をカメラに向けて認証します。

これによりテンキーやカード、スマートキーなどを用いた認証が不要となり、利便性が向上するだけでなく、なりすましでの認証が困難となりセキュリティ性がとても高いといったメリットが挙げられます。

ウォークスルーでストレスなく通過できる

入室の際、両手に荷物を持っていたとしても顔認証であれば、スムーズに入室が可能になります。

オフィスであればスムーズに入退室が可能となり、生産性の向上という効果も考えられるでしょう。

完全非接触であることで、衛生的にも優れており清潔な印象を与えることも。

また、大人数が入退場するイベント会場などでは「ゲートの通過待ち」にかかる時間削減にも繋がります。

入退室に必要なツールを一元化できる

オフィスや現場の状況によって、ICカードや社員証、スマートキーなど入退室に必要なものを多数所持している方も多くいらっしゃることでしょう。

ロックを解錠するためのツールが多くなると、それだけ入退室に時間がかかることにもなります。

さらには鍵の管理や更新などにも時間と手間が生じてしまうことにも。

「顔認証システム」を導入することで、いくつもの解錠ツールを持ち歩く面倒がなくなり、鍵などの管理も簡略化できます。

入退室の管理に顔認証が求められる理由

顔認証を用いた入退室管理システムが求められる理由は、上記のメリットとも重複する部分もありますが以下の5つが挙げられます。

• 代理承認ができないため、なりすまし対策ができる
• カードなどのツールを持ち歩く必要がない
• オフィスだけでなく、お店や工場などの様々な場所に導入ができる
• 季節の変わり目の影響をあまり受けない
• コロナ対策に有効な完全非接触での入退室

今までの入退室管理システムの場合、カードを紛失してしまったり、暗証番号を忘れてしまうと入室できないという問題があり、再発行などの管理面でも面倒な場面が多くありました。

これらの問題点を解決するためにも生体認証、特に顔認証を用いた入退室管理システムが求められています。

顔認証システムは「使いやすく、セキュリティレベルが高い認証システム」として、多くの施設や製品に導入されはじめています。

監視カメラで顔認証ができる「ZenescanPerson(ゼネスキャンパーソン)」

入退室管理システムをはじめとする統合管理システムの開発・製造・販売等を行う株式会社アートのセキュリティ製品ブランド「ZENESQUE（ゼネスク）」から監視カメラで顔認証の入退室管理が可能な顔認証装置「ZenescanPerson（ゼネスキャンパーソン）」を発売。

オプションとしてクラウド経由の映像監視、録画も可能なシステムとなっています。

ここからは、顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」の概要、システム構成について解説いたします。

顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」の概要

顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」はオフィスビル・マンションなどのエントランスに設置された監視カメラの顔画像と入退室管理システムに登録された画像を照合して自動ドアなどを開けることができるシステムです。

既設ビルの監視カメラを流用して顔認証することも可能です。また新たに設置する場合であっても他社の汎用カメラを用いて、運用することも可能となっています。

従来のカードリーダーを併用して利用することも可能で、同一システムで運用できるため運用コストを維持したままとなります。

また顔認証システムとして監視カメラを流用することが可能でありながら、監視カメラとしての機能もキープしたままで利用できます。

顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」のシステム構成

顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」は株式会社アートの新しい入退室管理システム「X-LINE（エックスライン）」の顔認証リーダーとして運用することが可能です。

顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」は「X-LINE（エックスライン）」の交通系ICリーダーから生体認証リーダーまで豊富なラインナップの一つとして、入退室の制限、履歴管理などの基本機能から、アンチパスバック・タイムスケジュール・動線管理・アクセスレベルの設定など、より高度な顔認証システムの構築を標準で対応することができます。

顔認証を利用した入退室管理システムはあらゆる課題をクリアします

顔認証を用いた入退室管理システムは職場や施設のあらゆる課題を解決します。

新型コロナウイルスの影響でニューノーマル時代となった今、感染拡大防止の観点からもセキュリティゲート設置への需要が高まっています。

そんなセキュリティゲートも、従来のICカードやテンキータイプ以上に認証精度が高く、セキュリティレベルの高い顔認証タイプの入退室管理システムの需要が高まっています。

株式会社アートの顔認証装置「ゼネスキャンパーソン」はサポートも充実しており、フリーコールで問い合わせできるサポートセンターが完備されているだけでなく、全国のサービスネットワークにより故障時の修理対応も迅速対応が可能となっています。

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