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空き巣や強盗を防ぐ!ホームセキュリティの導入効果とメリットを解説

  • 空き巣や強盗を防ぐ!ホームセキュリティの導入効果とメリットを解説

    ホームセキュリティ

  • 2023.12.19

「ホームセキュリティって必要?どんな効果があるの?」
「ホームセキュリティを選ぶ基準を知りたい」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、空き巣や強盗被害の実情と対策を紹介し、そのうえでホームセキュリティを導入する目的・効果とメリットについて解説します。

後半では、ホームセキュリティの比較ポイントについて説明します。ホームセキュリティの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

ホームセキュリティとは

ホームセキュリティとは家庭向けの防犯システムです。住宅内や庭などに取り付けたセンサーが火災やガス漏れ・侵入などの異常を感知すると、警備会社などへ自動通報されて警備員が駆け付けます。空き巣・強盗などの犯罪予防や、病気などで急に動けなくなった際に役立ちます。

なぜホームセキュリティが必要?

多くの家庭で、外出の際に鍵をすべてかける、防犯グッズを活用するなどの防犯対策を行っています。しかしながら、プロの手慣れた空き巣や泥棒は戸締りした家でも侵入する事例が多いのが実情です。また、在宅中に侵入してくるケースも考えられます。

自らの防犯対策だけでは不安がある場合は、ホームセキュリティの導入を視野に入れましょう。

空き巣・強盗被害の実情と対策

防犯対策を考えるうえで、空き巣・強盗被害の実情や、狙われやすい家がどのような家なのかを知ることが大切です。空き巣・強盗の侵入方法と被害を防ぐさまざまな対策を紹介します。

空き巣・強盗被害の実情

空き巣と強盗の違いと、それぞれの発生件数や頻度など被害の実情を説明します。

空き巣被害

空き巣とは、被害者がいない間に泥棒が家に入ってその財産を盗む行為です。住宅内に人がいる状態で侵入する「忍び込み」、被害者が就寝中に侵入する「居空き」とあわせて「侵入窃盗」といいます。

住宅への侵入窃盗の件数自体は減少傾向にあるものの、2022年の発生件数は1万5,692件。一日当たり約43件発生している計算となり、多くの損害・被害を受けた方がいるのが実情です。

なお、侵入窃盗の発生場所は、一戸建て住宅が最も多く33.0%。共同住宅の12,1%、一般事務所の11.1%の3倍近い数字です。

強盗被害

強盗とは、犯罪を犯す目的で建物や建造物に侵入し、暴力や脅迫を用いて財産を奪う行為です。

2022年の侵入強盗の認知件数は290件。一日当たり約0.8件発生している計算となります。

侵入強盗の発生場所は、一戸建て住宅が17.6%。共同住宅をあわせると住宅を対象とした侵入強盗が全体の44.5%を占めています。

2004年以降、侵入強盗にともなう強盗殺人・致死や強盗傷人などの身体犯の認知件数は減少傾向にありました。しかし、2022年の認知件数は100件を記録。前年比16.3%増加しています。

主な侵入方法

空き巣や強盗が住宅に侵入する際の主な手口は以下の通りです。

  • 無締まり
  • ガラス破り
  • ドア錠破り
  • 合鍵

無締まりとは、文字通り玄関ドアや窓などに鍵をかけていない状態です。普段どれだけ防犯対策をとっていても、無締まりでは簡単に侵入されてしまいます。

ガラス破りとは、窓ガラスを破壊し、そこから手を入れて解錠して侵入する手口です。ドア錠破りとは、ピックと呼ばれる特殊な工具等を使用してドアの錠を短時間で開ける手口です。対策をしてないガラスやドアの場合、どちらもプロの泥棒であれば1分以内に侵入できます。

庭やポストなどにある合鍵を使って侵入するパターンもあります。家の周辺に鍵を隠しておくこと自体リスクが高く、防犯上好ましくありません。

主な対策

空き巣や強盗を防ぐ主な対策として挙げられるのは、以下の6つです。

  • 窓ガラスやドアに補助錠を取り付ける
  • センサーライト・防犯カメラを設置する
  • 周囲からの見通しをよくする
  • 庭先に砂利を敷く
  • 近所で助けあう
  • ホームセキュリティを導入する

窓ガラスやドアに補助錠を取り付けるのは有効な対策です。1つのガラスやドアに錠が複数ついていると侵入に時間がかかるため、侵入者が嫌がるでしょう。

センサーライト・防犯カメラには、侵入者を威嚇して近づきにくくさせる効果が期待できます。周囲からの見通しをよくして死角をなくすと、犯行が目立つため断念させる原因になるでしょう。また、庭先に砂利を敷いて歩くと音が出るようにすると、犯行をためらわせて侵入防止に役立ちます。

住人同士で防犯パトロール隊を結成してパトロールをしたり、隣同士で留守中に来客があった際に声かけしてもらったりなど、日頃からの近所の助け合いも犯行の抑止につながります。

そして、ホームセキュリティも空き巣や強盗の対策として有効です。どのように有効なのかを次章で詳しく説明します。

ホームセキュリティ導入の目的・効果

ホームセキュリティの導入が防犯に有効である理由を、導入目的と導入効果という観点からご説明します。

導入目的

ホームセキュリティを導入する目的としてまず最初に挙げられるのは、家族が誰もいない時間帯の空き巣や、就寝中などに侵入する泥棒・強盗への対策です。空き巣・強盗に狙われにくくして、侵入された際の被害を最小限に抑えるために導入します。

そのほか、留守番している子どもや離れて暮らす両親などの安全を確保する目的で導入されます。万が一、体調不良やトラブルが発生した際にすぐに連絡が届くためです。

ホームセキュリティは火災やガス漏れを素早く感知する役割も果たします。被害を未然に防いだり、最小限に抑えたりする効果が期待できます。

導入効果

ホームセキュリティを導入すると、侵入センサーや大音量のアラームによって空き巣・強盗がスムーズに住宅に侵入できなくなります。侵入をためらわせて、犯行を抑止する効果が期待できるでしょう。

異変を感知すると警備会社への通報が行われて警備員が駆けつけるため、空き巣・強盗に侵入されても被害を最小限に食い止められます。また、長期間家を空ける場合や、空き家の管理・防犯対策としても有効です。

さらに、火災やガス漏れを検知すると警報が鳴って警備会社へ通報されるので、不在時にも火事を食い止められるでしょう。

留守番をしている子どもや高齢者の安否確認が可能なサービスもあります。急病や体調異変が起きた際に、自動通報が行われたりメールの通知が届いたりする設定が可能です。加えて、利用するサービスによっては、被害にあった際に見舞金や保険金が支払われることもあります。

ホームセキュリティ導入の際の注意点

ホームセキュリティを導入する際は、かかる費用に見合う安心感を得られるのかを考慮する必要があります。同じ会社のサービスでも複数の料金プランがある場合が多いので、比較検討しましょう。

また、賃貸の場合は許可なしに勝手に設置できないので、大家さんに相談しなければなりません。原状回復に費用がかかる場合もあるので、事前に確認しましょう。

ホームセキュリティを導入した多くの住宅で、警備会社のステッカーを玄関扉や窓などに貼っています。ステッカーが貼ってあると、ホームセキュリティを導入している家だと認識されるため、犯罪抑止力となりうるでしょう。

ホームセキュリティの比較ポイント

各社さまざまなホームセキュリティのサービスがあり、どのような基準で選べばよいかわからない方もいるでしょう。導入を検討する際の主な比較ポイントは、以下の通りです。

  • サービス内容
  • セキュリティ機器の使いやすさ
  • 待機場所までの距離と到着時間
  • コスト
  • 保障の範囲と内容

それぞれについて解説します。

サービス内容

基本的なサービスは「侵入感知」「火災感知」「非常通報」の3種類です。

侵入感知とは、窓やドアからの不審者の侵入を感知する仕組みです。火災感知とは、コンロ火災・ストーブからの引火やタバコの不始末などが原因の火災を、煙や温度上昇によって感知するシステムです。

これらのアクシデントが発生した際に、警備会社に自動的に非常通報します。通報を受けた警備会社が状況に応じて119番通報を行い、同時に警備員が駆けつけるサービスです。

そのほか、離れて暮らす両親が住む部屋に一定時間動きがないと自動的に通報する見守り機能」や、マンションや集合住宅用のプランなどが用意されてるサービスもあります。

セキュリティ機器の使いやすさ

サービスやプランによって機器の種類が異なります。通報機能がある送信機は、壁に備え付けるタイプから手のひらサイズの持ち運びができるタイプまで多種多様です。利用するサービスによっては施錠を監視できるセンサーがある機器や、スマホ操作ができる機器などもあります。

事前に自分にとって使いやすいタイプを確認しておきましょう。

​​待機場所までの距離と到着時間

警備業法によって、事故発生の情報を基地局が受信してから決められた時間以内に警備員を現場に到着させることができるようにしなければならないと定められています。東京都の場合は特別区で25分以内、特別区以外は30分以内です。

とはいえ、自宅から待機場所までの距離は近いに越したことはありません。通報してから警備員が到着するまでの時間が早ければ早いほど、被害を少なくできるでしょう。

コスト

一般的に、ホームセキュリティの料金体系は、機器を買い取るパターンとレンタルするパターンの2種類です。

買い取りの場合は、初期費用として工事費に加えて機器の料金がかかります。レンタルの方が初期費用は抑えられますが、月額料金は高くなります。短期間の利用向けに、初期費用がゼロでさらに月額料金が高いプランを用意しているサービスもあるので、導入したい住宅に適したものを選びましょう。

補償の範囲と内容

​​盗難や火災に対する補償がついているかどうかもチェックしましょう。

補償金額が一律のサービスもあれば、損害内容によって金額が異なるものもあります。また、すべてのプランが補償対象になるものと、一部のプランのみが補償対象になるものがあります。

さまざまなホームセキュリティから最適なものを選ぼう!

窓ガラスやドアに対策を施したり防犯カメラを設置したりなど、防犯対策をしている住宅は多いですが、プロの泥棒であれば簡単に侵入できてしまいます。

そこでおすすめなのが、ホームセキュリティです。ホームセキュリティとは、火災や侵入などの異常を感知すると、警備会社に自動通報して警備員が駆け付けるシステムです。留守番している子どもや離れて暮らす両親などの安心を確保できるサービスもあります。

ホームセキュリティの導入を考えている方は、サービス内容や機器の使いやすさ以外に、警備員が到着するまでの時間・コスト・補償内容などを比較検討しましょう。

なお、アートでは、多彩なセキュリティ機能と高い連動性を備えた施設向け入退室管理システム「X-LINE」をはじめ、さまざまなセキュリティソリューションをご用意しております。

Q&A

Q:ホームセキュリティとは何ですか?

A:ホームセキュリティとは家庭向けの防犯システムです。住宅内や庭などに取り付けたセンサーが火災・ガス漏や侵入などの異常を感知すると、警備会社などへ自動通報して警備員が駆け付けます。空き巣や強盗などの犯罪予防や、病気などで急に動けなくなった際に役立つサービスです。

Q:ホームセキュリティは、どのような基準で選べばよいのでしょうか?

A:ホームセキュリティを選ぶ基準としては、住宅に適したサービス内容か、機器が使いやすいかが挙げられます。そのほか、警備員が到着するまでの時間や初期費用と月額料金を踏まえたコスト、盗難や火災に対する補償内容などを比較検討しましょう。

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