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顔認証システムは表情をどれくらい識別できる?認証精度の高さを解説

  • 顔認証システムは表情をどれくらい識別できる?認証精度の高さを解説

    顔認証システム

  • 2022.12.23

入退室管理システムの導入を検討する際に、どれを導入するべきかに迷われる方が多く見受けられます。その中でも、顔認証システムの認証精度や仕組みについて、気になっている方も多いのではないでしょうか。特に、表情や髪型の変化にも対応して認証されるのかどうかは、日常的に使用する入退室管理システムの重要なポイントだといえるでしょう。

そこでこの記事では、顔認証システムの認証精度について詳しく解説します。貴社の入退室管理システム選びをスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてください。

顔認証システムとは

顔認証システムは、さまざまな企業・場所で使用されています。利用する目的は企業によって異なりますが、セキュリティの強化が主な目的です。

はじめに、顔認証システムとは何か、そして顔認証システムには2つの認証方式があることを解説します。

顔の情報から個人を識別するシステム

顔認証システムは、顔の情報から個人を識別するシステムです。顔認証システムはさまざまな目的で利用されており、特徴の一つとして非接触で認証できる点が挙げられます。感染症対策の一つとして、オフィスや工場、銀行、店舗などさまざまな場所で導入されています。

また、表情や髪型の変化にも対応している高性能な製品が多い点も顔認証システムの魅力です。顔認証システムを長期かつ大勢で利用する場合、高性能な製品が選ばれるケースが多く見受けられます。

顔認証システムは2つの方式に分けられる

顔認証には、二つの認証方式が存在します。一つ目は「2D顔認証方式」と呼ばれる方式です。カメラで映し出された顔の情報を認識して、事前に登録した顔のデータと照合する仕組みとなっています。2D顔認証方式は、対応端末が多い点がメリットです。しかし一方で、照明や太陽などの光量により、認証精度が落ちる可能性があるデメリットもあります。

もう一つの認証方式は「3D顔認証方式」です。赤外線センサーを用いた認証方式であり、立体的に顔を捉えるため、2D方式よりもより精度の高い認証が可能となります。

顔認証システムは表情が異なっても認証できるのか?

顔認証システムの導入を検討する際に、最も気になるのは「認証精度」ではないでしょうか。認証精度が高ければ、表情や髪型の変化にも対応し、スムーズな認証が可能です。

ここでは、顔認証システムの精度、表情の変化にも対応できるのかを解説していきます。

顔認証システムの精度は高い

顔認証システムは、空港や銀行などの高いセキュリティレベルが求められる現場で多く利用されています。ほかにもさまざま企業で使われているため、顔認証は精度の高いシステムだと世間では認識されているといえるでしょう。

しかし、顔認証システムは不特定多数の方が使用するため、実際に自社で導入を検討するうえでは特に「表情の読み取り精度」については気になるところです。製品によって精度は変動しますが、顔の経年変化や斜め顔、マスクやメガネの着用にも対応している製品が多く見られます。また、表情から心理状態を分析できる製品なども開発されているため、今後も顔認証の精度は向上する可能性が高いといえるでしょう。

高精度ではあるが明るさや光線状態で表情の読み取り精度は変わる

顔認証システムは高精度なシステムですが、明るさや光の差し込み方などによって、精度が変わる可能性が高い点は認識しておく必要があります。顔認証システムを導入する際には、製品自体の精度に加えて利用したい場所の明るさ、光の差し込み具合なども確認しておきましょう。

例えば、利用場所が明かりが強過ぎる環境であれば、表情が読み取れない、認証完了まで時間が掛かるといったケースにつながりやすくなります。スムーズに利用できるように、使いたい場所の明るさと光の差し込み具合は事前に確認するようにしましょう。

高精度な顔認証システムを選ぶポイント

顔認証システムを導入したい、長期的に利用したいと考える場合、できるだけ精度の高い製品を選ぶことをおすすめします。特に表情をスムーズに読み取れるか、スピーディーに認証できるかを念入りに確認しておきましょう。

この章では、顔認証システムを導入するためのポイントについて解説していきます。

2D方式か3D方式か

高精度の顔認証システムを導入したい場合、「3D方式」がおすすめです。3D方式の場合、赤外線カメラで顔の凹凸などの奥行き情報をデータ化して、登録されているデータと一致しているかを認証します。2D方式よりも顔を識別する際のデータの座標が増えるため、認証精度が高くなるのが大きな魅力です。

3D方式では、照明などの周囲の明るさなどの影響を受けにくいのも特徴です。特に暗い環境下でも認証精度を維持できる点は大きなメリットだといえるでしょう。さらに化粧や大幅な髪型の変更に対しても影響を受けにくく、写真やマネキンなどの偽顔も判別できる高精度な製品も多く存在します。

表情の変化やマスク着用でも認識できるか

新型コロナウイルスが拡大した背景もあり、外出時はマスクを着用している方が非常に多く見られます。そのため「マスクを着用した状態でも認証できるか」「表情を完全に把握できない状態でも認識できるか」といった点も製品を選ぶ際のポイントです。

例えば、マスクを外さないと顔の認識ができない場合、毎回同じ作業を行うため手間がかかり、ストレスにつながります。特に両手に荷物を持っている状態の場合、一度荷物を置いてからマスクを外さなくてはいけなくなるため、より面倒に感じるでしょう。

顔認証システムの活用シーン

顔認証システムは、ビジネス・プライベートを問わずさまざまなシーンで活用されています。企業や場所によって目的は異なりますが、顔認証システムは特にセキュリティ面で大きな役割を果たしているといえるでしょう。

この章では、顔認証システムがどのようなシーンで活用されているのかを解説していきます。

社内のパソコンやスマートフォンのログオン

従業員一人ひとりに会社のパソコンやスマートフォンを付与している企業の場合、顔認証システムを導入すれば、本人のみでしか決められたパソコン・スマートフォンを使えない状態にできます。会社のパソコンやスマートフォンには、機密情報が含まれているケースもあるため、顔認証システムの導入により、社内のセキュリティ強化が可能です。

社内の端末のログオンに顔認証を利用する場合、勤務時間内に何度も認証する必要があるため、表情や髪型の変化、マスクや眼鏡の着用にも対応できる高精度な顔認証システムを選ぶべきでしょう。

オフィスの入退室管理システム

顔認証システムは、オフィスの入退室管理システムとしても使われています。例えば、ICカードによる入退室ではカードの偽造や紛失などのリスクがありますが、顔認証の場合はそのようなリスクはなく、安全に運用できるのが大きな魅力です。

顔認証の入退館システムを導入する際には、表情の変化やマスク、眼鏡の着用にも対応できる高精度な製品を選ぶのがおすすめです。高精度な入退室管理システムであれば、出入り口でも混雑せずにスムーズな入退室が可能になるでしょう。

アートの入退室管理システム「X-LINE」

アートの「X-LINE」は、顔認証での入退室が可能なシステムです。顔認証機能に加えて、発熱者抑止・マスク検知機能などの最新機能も備わっているのが特徴であり、マスクで表情が完全に把握できない状態であっても認証できます。

X-LINEは、入退室の制限、履歴管理などはもちろん、システムの構築まで幅広く対応できるのが大きな魅力です。顔認証以外にも車両ナンバー認証などの認証リーダーも多数取り揃えています。そのため、自社のセキュリティを強化したい、安全かつスムーズな入退室を実現したい企業に特におすすめです。

「X-LINE」のポイント

先進的な顔認証機能

X-LINEは、発熱者抑止・マスク検知機能、表情変化にも対応している先進的な顔認証機能を搭載しています。顔認証以外にも、指紋・指静脈認証や⼿のひら静脈認証、⼿の甲静脈認証など⾼精度な本⼈認証にも対応しているため、セキュリティレベルの高い入退室管理システムを柔軟に構築できるのが大きな魅力です。

監視カメラでの顔認証

X-LINEは監視カメラでの顔認証も可能であり、オフィスビル・マンションなどのエントランスなどにカメラを設置して利用できます。監視カメラでの顔画像と、登録した顔画像を照合して扉を開ける仕組みであり、マスクやメガネ着用でも認証可能です。

車両ナンバー認証

⾞のナンバープレートを監視カメラで読み取り、事前に登録したナンバーと照合して、⾃動的にゲートを開けられる機能も搭載しています。

顔認証の入退室管理システムを導入して企業のセキュリティを強化しよう!

顔認証システムは、高精度な認証システムとしてさまざまな場所で利用されています。入退室管理システムは、長期かつ日常的に利用するケースが多いため、表情や髪型の変化、マスクや眼鏡の着用にも対応できるかを事前にチェックするようにしましょう

「X-LINE」は発熱者抑止やマスク検知機能、表情変化にも対応している先進的な顔認証機能を搭載しているため、企業のセキュリティ強化を検討している企業におすすめです。

Q&A

Q:顔認証システムは表情の識別にも対応していますか?

A:製品によって認証精度は異なりますが、表情や髪型の変化にも対応している高性能な製品が多く見られます。

Q:顔を認証できないときの原因はどのようなものがありますか?

A:製品の精度以外では、認証する場所の明るさや光の差し込み方などによって認証できなくなるケースもあります。導入する前に利用する場所の明るさなどは確認しておきましょう。

アートの入退室管理システム「X-LINE」

  • ポイント1

    マスク装着や表情変化にも対応している先進的な顔認証機能

    ポイント2

    監視カメラを用いた顔認証が可能

    ポイント3

    監視カメラを用いた車両ナンバー認証も可能

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