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不審者登録

不審者登録とは

不審者登録とは顔認証を利用した機能の一つで、カメラに映った不特定多数の人物のなかから特定の人物を発見できるものです。あらかじめ要注意人物・不審者・犯罪者を登録しておけば、システムが自動で検知してくれます。過去にトラブルがあった人物への対策としても効果的で、素早い対応が可能です。

不審者登録を導入するメリットは、万引きや迷惑行為を未然に防げる点です。施設の出入り口に監視カメラを設置しておけば、不審者を早期発見できます。万引きは常習化する犯罪であり、同じ人物が再度犯行に及ぶ可能性もあるでしょう。前科のある人物を登録し、検知した際は警備に通達されれば、犯罪による運営側の損失を防ぐ効果が期待できます。

また、警備コスト削減もメリットの一つです。目視で不審者を発見しようとすると、人件費がかかるうえ、ヒューマンエラーの可能性があります。しかし、不審者登録を利用すれば警備にかけていた人件費を削減しながら、高い確率で不審者を発見できるでしょう。不特定多数が出入りする公共施設・大規模会場・教育施設など、より万全なセキュリティ対策が必要な場所でも効果を発揮します。

不審者登録の導入事例

不審者登録は、次のような場面で導入されています。

複合施設

不審者登録は、飲食店・劇場・クリニックなど、さまざまなテナントが入る複合施設に導入されています。

事前に不審人物や以前トラブルがあった人物を登録し、ブラックリストとして活用。該当者を検知するとすぐに警備員が駆けつけるようになっています。深夜まで営業している施設のため、もともと警備員の巡回や監視カメラを使った安全管理に力を入れていましたが、不審者登録の導入により、さらなる安全性の向上が期待できるでしょう。

コンビニエンスストア・スーパー

コンビニエンスストアやスーパーに、万引き対策として導入されています。

不審者登録を行うと、少ない人員で万引き対策が行えるためコストの削減につながります。また、監視カメラの設置そのものが犯罪の抑止力にもなるため、店内をくまなく撮影できるよう複数台の設置が効果的です。

神社

神社にも、いたずらや賽銭泥棒を防ぐために不審者登録が導入されています。

神社の賽銭箱を壊して、中のお賽銭を盗む事件が発生しています。神社によってはヒノキで作られた賽銭箱を設置しているため、壊されてしまうと修理も容易ではありません。また、貴重な文化遺産でもある社殿に落書きをされたり、塗料をまかれたりするケースもありました。

古くからある神社は、近隣に住む方の憩いの場にもなっています。文化遺産を守るとともに、安心して訪れてもらえるようにと、監視カメラや不審者登録を導入する神社もあります。

補足

顔認証に用いる画像は、個人情報にあたります。不正アクセスなどで情報が流出すると、企業の信頼に関わるだけでなく、高額な賠償金が発生するケースもあります。情報管理には十分な配慮が必要です。

また、監視カメラの設置・顔認証システムの導入・不審者登録については、顧客や従業員、利用者の理解が重要です。顔情報を収集する目的・用途を明確にするとともに、運用ポリシー・情報管理についても告知する必要があります。

不誠実でずさんな対応をすれば顧客からの信用を失い、トラブルが発生する可能性もあります。監視カメラには従業員も映るため、導入前に目的・用途などを説明する必要があります。

不審者として登録するデータについても、いつまで保持するのか、基準をどうするのかといったルールを明確に定めなければなりません。曖昧なルールで運用していると誤登録の恐れもあり、システムの性能を十分に発揮できない可能性もあります。

不審者登録に関する用語一覧

セキュリティ
防犯
顔認証
生体認証
入退室管理システム
監視カメラ
ネットワークカメラ(IPカメラ)

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